生年月日から、その人の個性や運気等を見る、
という話をすると、よくこのように言われます。
「ということは、同じ日に生まれた人は
みんな同じ性格だってこと?」
もちろん、全く同じという事はありません。
生まれた日が同じでも、東京で生まれたのと
僕が住む香川県で生まれたのでは、
大きく環境が異なりますし、
最も影響が大きい両親、そして出会う人達、
経験する事柄、何もかもが異なります。
そしてもちろん、両親から受け継いだ遺伝子等も
全く異なるわけです。
私達を構成する要素というのは、
マクロ的に見ると非常にシンプルですが、
ミクロ的な視点から見るとかなり複雑です。
四柱推命等の、統計学で分かることには
限りがありますし、
あくまでも、全体の輪郭はこんな感じ
というくらいなのかもしれません。
実際に、レベルの高い占いをされる方は
大抵2つ以上の方法を組み合わせて
占われている方が多いようです。
それは、一つの占いの技法というのは
イメージで言うと平面の世界に近いからです。
いくつかの占いを組み合わせて、立体に近づけるわけです。
自分と全く同じ誕生日の人が、日本だけで
一体どのくらいの人数いるのかご存知でしょうか?
大体の数字になりますが、
3000人から6000人くらいになります。
これは、団塊の世代、団塊ジュニア世代は
やはり多いわけですが、
少なくても3000人いるわけで、
これらの方々が、みんな同じ人生という事は
あり得ないわけです。
しかし、同じ日に生まれた人達は確実に、
ある一面において、同じ要素を持って生まれてきている。
これも、間違いの無い事実なのです。
言わば宿命という面において、
生まれた日という条件だけが同じ。
しかし両親や場所、環境等が全く異なる。
そういった、隠れた個性とも言うべき
推命額的な観点での性格や才能の構成要素は、
表面からは見えにくいものであるかもしれません。
だからこそ、そういった隠れた個性を知ることは
本人にとっても、また、人間関係を円滑にする為にも
非常に有益な方法だと言えるのです。