四柱推命の命式の中に、通変星、
蔵干通変星というものがあります。
これは恐らく、四柱推命の鑑定の中でも
最も重要な要素の一つであり、
初心者が最も苦戦する部分だと思います。
命式は、5つのカテゴリー内に
それぞれ2つずつあり
10の個性に分けられるのですが、
その5つのカテゴリーの内の3つが、
仕事を回していく上で
非常に重要になります。
それは、印、官、財と言います。
わかりやすい言葉に置き換えると
知性、行動力、人脈と財と言えます。
通変星と蔵干通変星は、
基本的には、一人につき5つ配されます。
同じ星が、いくつも存在する人もいます。
基本的にと言うのは、深く読み解いていくと、
裏側に眠っている星も存在するからなのですが、
全体の7〜8割は、ほとんど表の星だけで
読めてしまいます。
その通変星、蔵干通変星において、印、官、財の
3つのカテゴリーの星が、何かしら一つずつ入っていると
三徳を持つと言い、仕事上では非常にバランスの良い
命式だと言えます。
印=企画や物事を考える力、
官=営業力、新規開拓する力
財=今いるお客様をしっかりとフォローし、
売上に繋げる力
かなりざっくりですが、こんなイメージです。
もっとガッツリ言うなら
印=アイディア、戦略
官=営業力
財=お金回り
とも言えるかもしれません。
経営者が3つとも持っているのが
理想ですが、なかなかそうもいかないです。
そこで、もし持っていない命式がある場合は
時間を共有することの多い幹部や重要社員が、
社長が足りない命式を持っているかどうかが
重要になってきます。
印、官、財の3つが揃っているチームは、
非常にバランスの良い仕事の仕方ができます。
(もちろんこの要素だけではありませんが)
これは経営陣だけでなく、チーム編成の時にも
結構重要な考え方、ポイントの一つと言えます。